「ＤｅＮＡ－阪神」（２３日、横浜スタジアム）

　阪神の森下翔太外野手が１点を追う六回に左翼線へ同点劇を演出する二塁打を放った。二塁塁上では笑みを浮かべながら三塁ベンチに向かってポーズを決めたが、背後では中大の先輩に当たるＤｅＮＡ・牧がジロリと後輩の姿を見つめていた。

　それほど阪神にとっては大きな１点、ＤｅＮＡにとっては痛い１点だ。阪神はＤｅＮＡ・先発のジャクソン攻略に手を焼き、村上が山本に先制適時打を浴びた。好機を作りながらも決定打が出ない状況で試合は進んだが、六回に１死から中野が四球で出塁。続く森下が左翼線に二塁打を放ち、中継プレーが乱れる間に中野が一気に同点のホームを踏んだ。