阪神・村上 “火曜日の男”の誓い「自分がどれだけ長いイニングを投げられるかがカギ」「大事なところの初戦で投げて勝つ」
阪神の村上頌樹投手(25)が25日までにデイリースポーツのインタビューに応じて、負けないイニングイーターとなって貯金を量産し、球団初の連覇に貢献することを誓った。自身初の開幕ローテをつかんで、シーズン初登板はホーム開幕戦の4月2日・DeNA戦(京セラドーム)の見込み。虎党と歓喜を共有するために、抜かりなく準備を進めている。
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-目指していた開幕ローテをつかんだ。
「開幕ローテに入ることはうれしいですし、これがスタートなので。ここから中6でずっと回れるように、1回も離脱しないように、というのが次の目標。それに向けてしっかりやっていかないとなと思います」
-火曜日を任されることになりそう。
「週初めで6連戦があるということなので、自分が長いイニングを投げられれば、残りの5試合、リリーフの方が楽になると思ってるので。自分がどれだけ長いイニングを投げられるかっていうのがカギかなと思います」
-イニングイーターになるためには。
「無駄なランナーを出さないようにっていうのが一番。フォアボール、デッドボールというのは雰囲気も悪くなると思いますし。球数も増えて、ピンチにもなったりして、短いイニングになっちゃうので」
-昨季は144・1回で規定投球回数をクリア。今季目指すのは。
「規定は絶対に越したいと思っているので。規定より10イニング、20イニングはプラスで投げたいと思っているので、それくらいしっかりやれるように。昨年よりイニングを投げるのは最低条件にやりたいと思います」
-チームが連覇を目指す中で個人目標は。
「最優秀防御率をもう一度獲りたいと思ってます。やっぱり防御率が低ければ低いほど、勝つ確率が上がると思いますし。失点しなければ負けないので。そうなればチームのためになりますし。それが結果、優勝につながってくれれば」
-負けを減らすという意味では、去年の貯金4よりも上乗せしていく。
「やっぱり7、8くらいは貯金を作りたいと思うので。去年の大竹さんは貯金をたくさん作ってましたし(10個)。ああいうピッチャーがいればチームが優勝できると思ったので、貯金がたくさんできるように。勝つっていうよりかは、負けないのを大事にやりたいと思います」
-負けない投手、2年連続最優秀防御率、その先にはエースという称号が見えてくる。
「投げている以上はなりたいなと思います。まだまだ実力も足りないなとも思いますが。圧倒的な感じで投げるのがエースだと思うので。ピッチャー陣は強力なので、誰が投げてもエースって感じで、今は日替わりエースみたいな感じですが、自分が投げる試合は自分がエースだと思って投げていきたいと思います」
-エースの理想像は。
「チームとして勝たないといけない試合で投げて勝つ、というのがエースだと思うので。首位攻防戦であったり、大事なところの初戦で投げて勝つのがエースだと思うので、そういうところを任せられるようにやっていきたいと思います」
-ホーム開幕戦もそういった舞台のひとつ。
「シーズン開幕ではないですけど、ホームでお客さんも期待して見に来てくれると思うので、しっかり勝てるように準備して、ファンの皆さんと勝ちを分かち合えるようにやっていきたいと思います」
◆村上 頌樹(むらかみ・しょうき)1998年6月25日生まれ、25歳。兵庫県出身。175センチ、82キロ。右投げ左打ち。投手。智弁学園、東洋大を経て20年度ドラフト5位で阪神入団。23年は最優秀防御率のタイトルを獲得するなど大ブレークしてリーグ優勝&日本一に貢献。セ・リーグMVPと新人王をダブル受賞した。
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