阪神 和田2軍監督が山田の好守絶賛「あれは大きかったよ。2打点分の守備」

 3回に大野雄から適時打を放つ山田
 6回2/3を5安打2失点と粘投した茨木
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 「ウエスタン、中日3-3阪神」(19日、ナゴヤ球場)

 阪神2軍は延長の末、引き分けに終わった。ただ、中日の先発・大野雄に対し打線が奮闘した。1点を追う三回に戸井の左前打からチャンスメークすると、島田が右線への二塁打で好機拡大。豊田が2点適時三塁打を放ち、ドラフト3位・山田(仙台育英)も適時左前打を記録。4連打で一挙3得点と逆転に成功した。

 山田はこれがウエスタン初打点。2点リードの六回2死二、三塁ではイレギュラーなバウンドをした打球を体で止め、冷静に一塁で送球し、アウトにする好守も見せた。

 先発の茨木は今季最長の6回2/3を5安打2失点。今季最多の107球を投じた。しかし1点リードの九回、育成の川原が代打・ブライトに同点ソロを被弾。延長戦に突入した。十回は森木が2死三塁のピンチを背負うも加藤翔を見逃し三振に抑え、サヨナラ負けを阻止した。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -茨木は今季最多の107球で粘投。

 「今日は尻上がりだね。ちょっと立ち上がりに苦労したけど、回を追うごとに真っすぐも走ってきていて、粘り強く投げられたんじゃないかな」

 -立ち上がりが課題か。

 「どのピッチャーも立ち上がりはしんどいところなんだけど。ただ、結果的にはワイルドピッチで1点は取られたけど、あれだけ打たれたり、ランナー出したけど、あそこを1点に抑えたら、そんなに試合展開の上では影響ないので。大量失点にならなかったこと。そこで防げたからその後もつながってきたと思うし、きょうぐらいのピッチングしてくれたらいいんじゃないかな」

 -相手の先発は大野雄。二回まで完全に抑えられている中で戸井が打って流れを呼んだ。

 「突破口っていうか、あのヒットで空気も変わったし、それまで完全に完璧にやられてたので、あのヒットで雰囲気が変わるから。すごく貴重というか、いいヒットだったよね」

 -山田はウエスタン初打点が大野雄から。

 「1軍が開幕するまで、結構1軍クラスのピッチャーと対戦できるので、そこで結果を出すと自信につながるだろうし。もしやられても、やられて当たり前だと思うから、そうやって勉強していったらいいからね。あとは色んなピッチャー当たってしっかりと記憶することだよね。このピッチャーはこういう球投げて、こういう球種があってっていうね。ここから何回も何回も対戦していくピッチャーだと思うから、そういうのをインプットする力もプロの場合は大事だから。毎日が勉強だね」

 -いい守備もあった。

 「いやー、あれは大きかったよ。簡単に捕っているみたいだけど、かなりイレギュラーしてね。2打点分の守備だと思うから。きょうは山田だけじゃなくて守備がしっかり守れたと思うよ」

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