阪神・森下「回旋打法」披露 特打99振1発のみ 岡田監督は愛あるダメ出し
「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)
阪神の森下翔太外野手(23)が、今オフの自主トレから取り組んでいる「回旋打法」を披露した。気温23度。南国らしい日差しの下、初日のフリー打撃は58スイング中、柵越え0本。特打でも99スイングで1本にとどまった。打球の大半は鋭いゴロやライナー。ボールは内野に設置されたネットに衝突し、バットを振り切っても外野フェンス手前で失速してしまう打球もあった。
「角度は付けようと思えば付けられるので、キャンプ中なのでしっかりスイングをして打球をホームランに入れるより、スイング自体、コンタクトとかにこだわってやっていきたいと思います」
今季の目標は打率3割、20本塁打。課題である好不調の波をなくすため、今オフは打撃の安定性を求めて、コンタクト率のアップを目指してきた。
森下は「ティーでは悪くないので前から来るボールでできるか」と現状を分析。こんがり焼けた顔に充実感を漂わせたが、岡田監督は“愛のダメ出し”だ。差し込まれたポップフライに首をひねる姿を見かねて「1軍で首ひねるなよ」と嘆く。
「変な打ち方するから首ひねらんとあかんねや。打球も自分ではおかしいと思うんやろな。力入れてるのにボールが飛ばんみたいな、力を入れるとかバッティングはコツやからな。それを分からんとあかん」と苦笑い。指揮官の目には試行錯誤ではなく、迷っているように映った。「あれじゃ打てへんのちゃうか」と打撃コーチにも伝えたという。それでも「まだまだキャンプ長いから大丈夫やと思うけどな。いろんなことを試してたどり着かなあかんわな、自分が一番いい感じにな」と温かいまなざしを向けている。
森下は「もう少しバックスピンを利かせた伸びる打球を打ちたい」と課題を自覚する。首脳陣の指摘も真摯(しんし)に受け止めつつ、新打法の継続は宣言。「自分が思ってきたことをやるだけなので、そこでぶれてしまったら自主トレでやってきた意味がない」。2年目の進化へ、自分が信じた道を貫く。その先に答えが見つかるはずだ。
