がん完治の阪神・原口 今季も勇気届ける 医療施設5年ぶり訪問 68万円寄付「本当に良い報告ができた」
阪神の原口文仁内野手(31)が27日、神戸市内にある小児がんなどの医療施設「チャイルド・ケモ・ハウス」を5年ぶりに訪問し、寄付金を贈呈した。昨季の安打数と打点(10安打、8打点×1万円)に応じた18万円、22年に若林忠志賞を受賞した際に贈呈された活動資金の一部の50万円を合わせた計68万円を寄付。今季もプレーで勇気づけることを誓った。
「活躍が一番、子供たちにいい報告になる。たくさん活躍できるように頑張っていきたい」
23日に自身のSNSで19年1月に判明した大腸がんが「完治」したことを発表。「手術から5年がたって、本当にみなさんに良い報告ができた。メディアの皆さんを通して、少しでも力になれたらという思いで頑張ってきた。すごくこの5年は大きいと感じています」と思いを口にした。
今後もサポートは続けていく。「自分が経験して治療の大変さや、家族の気持ちを自分なりに知れた。そういう人たちを少しでも明るく、前を向いてもらえるきっかけを作りたい」。グラウンドで頼もしい姿を見せ、多くの人の希望となる。
関連ニュース




