阪神・高橋遥人投手（２８）が２９日、岩崎優投手（３２）、佐藤蓮投手（２５）とともに静岡・草薙球場での「プロ野球静岡県人会」の野球教室に参加し、県内の小学６年生１８０人と交流した。

　復帰を期す同郷の後輩を、岩崎が後押しした。地元ファンにカムバックを約束した高橋の姿に、「結構なよなよした性格ですけど、強気といいますか、ちゃんとはっきりと言ってたので期待できるかな」と好印象。２１年１０月１４日・巨人戦以来、３年ぶりのリレー実現を「同じ試合で投げたい？もちろんです、はい」と熱望した。

　「本人もリハビリが長いということで危機感を結構抱いてる感じ」と高橋の胸中を代弁した岩崎。１１月のファン感謝デーでは自身が監督を務めたシチュエーションマッチで、高橋を聖地登板させた。あくまで軟式球でのお遊びだったが、「本人も刺激になりましたと言ってたので。公式戦になるともっとすごい声援が登板の時にはあると思う」と復活マウンドを想像した。

　高橋がプロ初勝利を挙げた１８年４月１１日・広島戦でも岩崎が２番手で登板。度重なるケガに泣かされているとはいえ、後輩左腕の実力は間近で感じてきた。「まずはしっかりね、投げれるようになって、万全の状態で戻ってきてほしい。出てくる度にインパクトある投球しますので、それを１年間続けてほしいなと思います」。１軍で共闘する日を心待ちにしながら、エールを送っていた。