阪神・村上 高校先輩の巨人・岡本和抑える 今季4の0も警戒「岡本さんの時だけ2、3キロ上がる」
来季も宿敵の主砲を封じる。阪神の村上頌樹投手(25)が24日、大阪市内でのファンクラブイベント「クリスマスパーティー」に参加し、智弁学園の2学年先輩にあたる巨人・岡本和を抑え込む決意を示した。
「先輩であり、球界を代表する打者なので余計に気持ちは入るというか。岡本さんの時だけ(球速が)2、3キロ上がるんで。打たれたくないと一番思うので、勝手に力が入って」
今季は自己最多41本塁打を放ち、3度目の本塁打王に輝いた先輩を圧倒した。初対戦となった4月12日は東京ドームで2打数無安打1三振に抑え、7回完全投球へつなげた。その後も快音は響かせさせず。今季通算4打数無安打に封じた。
巨人戦は2試合に登板して1勝0敗で、13回を投げて防御率0・00。強力打線を全く寄せつけなかった。11月末の「NPB AWARDS」で再会した岡本和からは「打たせろや。先輩やぞ」と、ジョークを交えながらお手上げだったことを明かされた。
阪神は来季の開幕カードが巨人戦(東京ド)だ。今季はMVP&新人王に輝き、最優秀防御率のタイトルも獲得した右腕が、3連戦中に登板する可能性は高い。「真っすぐの質をどんどん上げていかないと慣れてきたら打たれる」。レベルアップを果たし、来季も偉大な先輩を封じ込める。
関連ニュース




