元阪神・桧山進次郎氏 現役最終打席で放った本塁打で警察署長から感謝されたワケとは
元阪神の桧山進次郎氏が26日、カンテレの「マルコポロリ!祝・阪神日本一!歴代優勝戦士ぶっちゃけSP」に出演し、現役最終打席となった2013年10月13日のCSファーストS第2戦で、広島・ミコライオから右翼ポール際に放った本塁打を振り返り、後日、各方面から感謝の言葉を伝えられたと語った。
セ・リーグ2位で臨んだCSだったが、初戦を落とし、2戦目も2-7と敗色濃厚の展開だった。2死無走者からマートンが右前打を放ち、代打・桧山に打席が巡ってきた。
その2球目、154キロ直球を本塁打。代打の神様が現役最終打席で放った鮮やかな本塁打。結果的に阪神はファーストSで敗退となったが、スタンドを埋めた阪神ファンはある種の納得感と満足感を覚えていた。
桧山氏は試合翌日に球場を訪れた際、「球団社長からお礼を言われました。『お前の本塁打で暴動化を防げた』と。警察担当の球団の方からも『甲子園署の署長がお礼を言ってました。桧山さんのホームランのおかげで(警察署員を)動員せずに済みました』と」感謝の言葉を伝えられていたことを明かした。
関係者の間では、桧山氏の本塁打がないままに阪神が連敗を喫していれば、熱狂的なファンが暴動を起こす可能性があったとされており、野球の神様が最後に与えた一撃が騒動を未然に防ぐ形になったと振り返っていた。
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