15分で配布終了の4日日本シリーズ・甲子園PV無料券 担当者の思い「甲子園でファンの皆さんと喜びを」 心ない転売には「来年以降の課題」
日本シリーズで38年ぶりの日本一に王手をかけた阪神は4日、オリックスとの第6戦(京セラドーム大阪)に合わせて甲子園球場でパブリックビューイング(PV)を行う。3日午前10時からインターネット「ローソンチケット」で入場券(全席指定権)の配布が始まると、アクセスが集中してつながらない状態に。10時15分頃には全席予定枚数終了となった。
球団担当者は開催の経緯について「甲子園球場でファンのみなさんと優勝の喜びを分かち合いたいと思い開催するということになりました。明日、決まらなければ明後日も開催します」と話し、反響については「横浜スタジアムでのパブリックビューイングにも行かせてもらったんですけど、お客さんがすごく入っていて。CSファーストステージの初戦でも2万人ぐらいの人が入っていたので、うちやったら、すぐになくなると思っていたんですけど、本当にすぐなくなりましたね。有料でというのではなく、無料で多くのお客さんに楽しんでもらえればいいと思いまして」と語った。
ただ、10時20分ごろからは、チケット流通サイトにPV入場券が掲載され、11時ごろには2枚で2万5000円、3万円、4万8000円代までの高額に。プラチナチケットとはいえ、無料券の転売にSNSには「人の心あるんか!」「一生野球と関わるな」などファンからの怒りの声が続出した。
球団は、チケット案内に「主催者の同意なく第三者へ有償譲渡することは禁止します」と明記している。
心ない転売に担当者は「今回のパブリックビューイングだけでなく、公式戦でもあったので、来年以降の課題だなとは考えています」と、話した。
4日の甲子園では、内野スタンドを無料開放し、バックスクリーンのビジョンに試合中継を流す。観戦には先着制の入場無料券(全席指定席)の事前取得が必要で、3日午前10時から、試合開始予定の4日午後6時30分まで「ローソンチケット」で1人4人までの限定で受け付けることになっていた。
当日は入場者全員に応援メッセージポスターを配り、OBの今成亮太さんがゲストで登場。第7戦までもつれた場合も、球団は甲子園球場でPVを開く予定としている。
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