阪神 またも「八回の湯浅」が逆転の使者に 好投直後に打線爆発 日本S開幕時は宮崎にいた右腕が「ただいま~」

ナインに背中を押されながらグラウンドを出る湯浅(撮影・中田匡峻)
8回、生還した森下(右)を迎える湯浅(撮影・中田匡峻)
 8回に登板し力投する湯浅(撮影・西岡正)
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 「SMBC日本シリーズ2023、阪神タイガース6-2オリックス・バファローズ」(2日、甲子園球場)

 逆転劇の“使者”となったのは、またも復活を遂げた右腕だった。2点ビハインドの八回、マウンドに上がった阪神・湯浅京己投手は2者連続三振を奪うなど三者凡退に抑え、攻撃へのリズムを生み出した。

 「シーズン中、何もできなくてふがいなかった。日本シリーズで何とか力になろうと腕を振った」と湯浅。1日の第4戦では1球で八回2死一、三塁のピンチを切り抜け、打線の奮起を呼んだ。この日も力強いストレートと落差の大きいフォークでオリックス打線をほんろう。3人できっちり仕留めて攻撃へのリズムを作り出すと、最高の逆転シーンが待っていた。

 近本の適時打で1点差に迫り、一緒にお立ち台へ上がった森下が左中間を真っ二つに破る2点三塁打を放った。さらに大山、坂本にもタイムリーが飛び出し、打者一巡、一挙6得点のビッグイニング。湯浅もベンチで何度も声を張り上げた。

 きょうの投球を問われた湯浅は「100点です」と満面の笑み。甲子園のファンには「ただいま~」と絶叫し、「アツアツです」と得意のフレーズを発した。

 シリーズ開幕時にはフェニックスリーグが行われていた宮崎に滞在していた右腕。懸命の調整で1軍に復帰してきた湯浅が、逆転の使者となり、日本一王手へチームを導いた。

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