阪神・伊藤将 虎党に聖地星贈る「ファンの皆さんに勝ちを」交流戦オリックス戦は7回1失点

 調整する伊藤将
 調整する伊藤将(撮影・金田祐二)
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 大一番を前にしても普段通りだった。甲子園3連戦初戦となる日本シリーズ第3戦で先陣を切る阪神・伊藤将司投手(27)が30日、同球場で最終調整し、必勝を誓った。

 リラックスした表情に、時折笑顔を浮かべて言葉を紡いだ。チームにとって2014年以来、9年ぶりとなる甲子園での日本シリーズ。「結構、久しぶりだと思う。しっかりファンの皆さんに勝ちをプレゼントできたらいいなと思います」。満員が確実となっているスタンドを沸かせる意気込みを示した。

 レギュラーシーズンは甲子園で9試合に先発し、3勝2敗、防御率2・10。全試合でクオリティースタート(先発6回以上、3自責点以下)を記録している。「いいイメージがある。いつもやっている、ホームグラウンドなので」と相性の良さを自負。チームは8-0で初戦を取ったが、第2戦は0-8で敗戦。一進一退の流れを再び引き寄せる好投を目指す。

 夏場の前哨戦もいい“予行演習”となっている。6月15日に甲子園で行われた交流戦・オリックス戦で先発し、7回4安打1失点。勝ち負けはつかなかったものの、相手に嫌な印象を植え付けた。オリックス打線は日替わりだが、「(甲子園の)雰囲気もいいと思うんで、自分のピッチングをできたらいいと思います」と意に介さず。ポジティブなイメージで頭は埋め尽くされている。

 31日の試合開始となる午後6時は、予想気温16度と冷え込みも予想されるが、「動いてきたら、暑くなってくるんで…」と定番の半袖スタイルで臨むもよう。「明日勝って、次につなげたいと思います」。大舞台でも通常モードでチームを上昇気流に乗せる。

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