阪神・岡留 伏兵右腕や 日本Sへ猛アピ6人斬りで安藤コーチ「チャンスある」
阪神の岡留英貴投手(23)が25日、オリックスとの日本シリーズでのベンチ入りへ大きく前進した。甲子園球場で行われたシート打撃に登板。打者6人を安打性ゼロに抑え、「真っすぐも変化球も、しっかりコースに投げ分けられたので良かった」と心地よさそうに汗を拭った。
5人目としてマウンドに上がると坂本を三ゴロ、木浪を中飛に封じ、主力野手に安打を許さなかった。続く糸原とミエセスを2者連続で空振り三振に仕留めるなど、付け入る隙を全く与えなかった。
広島とのCSファイナルSでは、岡田監督が左打者対策として救援陣8人中5人を左投手としたことで、岡留は残り3人の右腕枠から外れベンチ入りを逃していた。一方でオリックスは右打者が多いこともあって指揮官は既に「普通に戻すよ」と公言。ブルペンには左右4人ずつの投手が入る予定で、右は石井、ブルワー、加治屋に次いで岡留が名を連ねる可能性が増した。
シート打撃を見守った安藤投手コーチは「もちろん(登板の)チャンスはあります。今日もすごく良かった」と評価。岡留も「投げる場面があったらしっかり抑えるだけ。準備をしっかりやっていきたい」と意気込んだ。
今季わずか8試合の登板ながら、10月1日の広島戦(マツダ)ではプロ初勝利を挙げた。終盤に調子を上げていた“伏兵右腕”が日本一の切り札となる。
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