１８年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神は、１８日から甲子園でＣＳファイナルＳに臨む。対戦相手は広島かＤｅＮＡか未定だが、日本シリーズへ進出するために重要となるポイントとは－。デイリースポーツ評論家・糸井嘉男氏が占った。

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　さあレギュラーシーズンも終わって、いよいよ…ってＣＳファイナルＳは１８日からかいっ！う～ん、早く虎の次の戦いが見たい！そしてオリックスとの関西対決もはよ見たい！！（願望込みで…笑）。

　この期間が空くことについてよく聞かれるんですが、僕個人の経験からは、２週間だけでそんなに大きく調子が狂うことはないと思いますね。

　例えば最終戦で自己最多に並ぶ２４号を打って終えた輝ちゃん（佐藤輝）なんかは、８月からずっといいのである程度、自分のものにしているところもあるから問題ないと思います。「今までにない感覚が出てきた」って僕には言ってましたし、そう簡単に崩れる感じはないでしょ。長いスパンで好調を維持できているので、この期間だけで崩れてしまうことはないでしょう！

　ただ短期決戦というのは乗り切れないで終わってしまう人も出てきたりする。２００４年に三冠王に輝いた松中さん（当時ダイエー）みたいに…。シーズンであれだけの成績を残しながら、当時のプレーオフで打てなくて（１９打数２安打）、チームも西武に負けた。

　僕も短期決戦は苦手ではなかったですが、やっぱりイケイケどんどんのヤツは向いてますよね。調子乗ったら止まらないみたいな。阪神でいえば一番イメージに当てはまるのは中野選手！あと近本選手も１本出たら止まらないタイプ。つまり１、２番が勢いづいたら、もう大丈夫！ＣＳはアドバンテージの１勝もあるし、普通にやったら勝ち上がれる。その先も３８年ぶりの「アレ」…ってもう言わへんのか…日本一まで一気に突っ走れますよ！！