阪神 本拠地最終戦は最下位中日に大敗 六回無死満塁で無得点 富田も5回5失点の乱調

 7回裏の攻撃を終え、選手交代を告げた岡田監督(撮影・中田匡峻)
 7回、空振り三振に倒れた森下(撮影・中田匡峻)
 6回、三飛を打ち上げ悔しがる佐藤輝(撮影・高部洋祐)
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 「阪神タイガース2-7中日ドラゴンズ」(27日、甲子園球場)

 阪神は甲子園でのレギュラーシーズン最終戦で大敗した。

 試合は中日が初回に2点を先制。二回にも1点を奪われ、主導権を握られた。しかし、3点を追う四回。1死から森下が4試合ぶりの安打となる遊撃内野安打で出塁すると、続く大山が左中間席へ17号2ランを放ち、1点差に詰め寄った。

 主砲の一撃で試合の流れを引き戻したように思えたが、チャンスであと一打が出なかった。3点を追う六回だ。中野、森下の連打に大山が四球を選んで無死満塁。だが、佐藤輝が三飛、ノイジーは中飛に倒れると、7番・坂本も中飛に仕留められて得点を奪うことができなかった。

 投手陣も踏ん張れなかった。プロ2度目の先発となった富田は5回を投げて6安打5失点(自責点3)。3番・細川に先制2ランを含む2本の本塁打を許すなど要所を締めることができず、試合を作ることができなかった。

 2番手・西純も中日打線につかまった。3点ビハインドの六回から登板。1イニング目は無失点に抑えたが、七回1死から安打と四球で一、二塁のピンチを背負うと、石川昂に左翼線へ適時二塁打を運ばれた。なおも1死二、三塁ではビシエドに中堅へ犠飛を許して2失点目。リードを大きく広げられた。

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