阪神 甲子園最終戦も劣勢に多くの虎ファンが試合終了待たず席を立つ

 8回、空振り三振に倒れる佐藤輝(撮影・中田匡峻)
 6回、三飛を打ち上げ悔しがる佐藤輝(撮影・高部洋祐)
 7回、石川昂に適時二塁打を浴び、悔しさを見せる西純(撮影・中田匡峻)
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 「阪神タイガース-中日ドラゴンズ」(27日、甲子園球場)

 甲子園でのレギュラーシーズン最終戦も劣勢な状況に多くの虎党が試合終了を待たずして席を立った。

 この日も超満員4万2621人が観戦。多くのファンでスタンドが埋め尽くされていたが、5点ビハインドで八回を終えると、内野席に座っていた多くのファンが席を立ち、その後は空席が目立った。

 試合は中日が初回に2点を先制。二回にも1点を奪われ、主導権を握られた。しかし、3点を追う四回。1死から森下が4試合ぶりの安打となる遊撃内野安打で出塁すると、続く大山は左中間席へ17号2ランを放ち1点差に詰め寄った。

 主砲の一撃で試合の流れを引き戻したように思えたが、チャンスであと一打が出なかった。3点を追う六回だ。中野、森下の連打に大山が四球を選んで無死満塁。だが、佐藤輝が三飛、ノイジーは中飛に倒れると、7番・坂本も中飛に仕留められて得点を奪うことができなかった。

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