阪神・伊藤将が逆転許して七回途中で降板 キャリアハイ11勝目は持ち越し 規定投球回到達も

 7回、丸に同点ソロを浴びる伊藤将(撮影・立川洋一郎)
 7回途中、降板を告げられマウンドを降りる伊藤将(中央)=撮影・高部洋祐
 7回、丸(手前)に同点ソロを許し、ベンチで厳しい表情を見せる岡田監督(撮影・高部洋祐)
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 「阪神タイガース-読売ジャイアンツ」(20日、甲子園球場)

 阪神先発の伊藤将は、6回1/3を投げて8安打3失点で降板。この試合で入団後初となる規定投球イニングに到達したが、踏ん張り切れなかった。

 粘り強い投球を見せた。初回先頭の長野に左中間へ二塁打を放たれるなど、1死二塁のピンチを背負うと、3番・坂本の二ゴロの間に先制点を献上。しかし、その後は追加点を与えず。走者を背負いながらも要所を締めて試合を作った。

 三回には、1死から門脇を二ゴロに打ち取り、今季通算143回に到達。プロ1年目は140回1/3、2年目は136回2/3と規定投球回数にわずかに届かなかった規定投球イニングを3年目でようやく達成した。

 悔やまれるのは1点リードの七回だ。先頭の丸にバックスクリーンへ同点ソロを被弾。続く増田大に左翼線へ二塁打を放たれるなど、1死三塁のピンチを背負った。代打・梶谷の二ゴロの間に勝ち越しの走者が生還。なおも1死一塁となった場面で、岡田監督から交代が告げられて降板となった。

 2番手で石井がマウンドへ。長野を二飛に打ち取ると、2番・門脇は空振り三振。圧巻の投球で追加点を与えなかった。

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