阪神・森下 岡田彰布以来、43年ぶりの球団新人右打者2桁本塁打 天敵・床田から先制弾 守備でも好守

 1回、左越えに先制ソロを放った森下(撮影・中田匡峻)
 1回、左翼スタンドへ先制ソロを放ち、打球の行方を見つめる森下(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神タイガース4-1広島東洋カープ」(8日、甲子園球場)

 阪神・森下翔太外野手が初回、広島・床田の変化球を捉え、左翼席への10号先制ソロとした。

 阪神新人選手の2桁本塁打は6人目だが、右打者では1980年の岡田彰布以来43年ぶり。

 森下は「打ったのはカーブ。遅いボールを我慢して打つことができました。しっかりバットに乗った感触がありましたし、いいスイングができたと思います」とコメントした。

 阪神はこれまで床田と2試合戦って0勝2敗、対戦防御率0・56と封じられてきた。

 阪神は優勝マジックを12まで減らし、この3連戦で3連勝すれば一気にマジックが7つ減る。試合開始前から多くのファンがスタンドを埋めた甲子園は、森下の一撃で一気に盛り上がった。

 森下は守備でも甲子園を沸かせた。二回2死から西川が右翼方向に飛球を打ち上げた。森下は深めの守備位置を敷いていたが、全速力で前進して、最後は左手を懸命に伸ばしてスライディングキャッチ。右翼席を中心とした阪神ファンは手にしたメガホンを打ち鳴らし、好プレーをたたえていた。

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