阪神・岡田監督「バントは失敗するし」「どっかで1本出とったら」5連勝で18年ぶり貯金30にもご機嫌ななめ
「中日ドラゴンズ0-1阪神タイガース」(6日、バンテリンドーム)
阪神が接戦を制して今季5度目の5連勝とし、優勝マジックを13とした。貯金は今季最多を更新し、前回優勝した2005年以来、18年ぶりとなる30とした。さらに中日戦5連勝で、17年以来6年ぶりのバンテリンドーム勝ち越しが決定した。
この日も近本が右脇腹打撲で欠場する中、プロ入り後初めて1番で出場した小野寺が躍動した。初回、中前打でチャンスメークすると、中野が犠打を決め1死二塁。前夜は1番で活躍した森下が左前打を放ち、二走・小野寺は一気に生還。小笠原から先制に成功した。
打線は五回に先頭の木浪が二塁打を放つも、才木が犠打を決められず。ただ、小野寺が右前打を放って1死一、二塁と再び好機を演出したが中野が中飛。さらに二走・才木も戻れず併殺となって追加点を挙げることができなかった。
七回2死では代打・ミエセスが二塁打を放ったが、小野寺が遊ゴロに倒れて得点できず。八回1死一、二塁では佐藤輝、ノイジーが打ち取られ、1点リードの緊迫した試合展開が続いた。
その中でも才木は粘りの投球。腰の張りによる離脱から復帰し、8月10日・巨人戦(東京ド)以来の1軍登板だったが、ピンチを背負いながらも6回4安打無失点。
七回からは石井が登板。2死二塁となったが、3番手・島本が代打・宇佐見を二ゴロで切り抜けた。才木は中日戦今季初勝利で、キャリア最多更新となる7勝目を挙げた。
才木はヒーローインタビューで「久々だったので思い切っていきました。誠志郎さん(坂本)がうまくリードしてくれましたし、野手の皆さんもよく守ってくれました」とバックの援護に感謝した。
それでも岡田監督は「今日は何本打ったんや?11本?どっかで1本出とったら。バントは失敗するし。走塁ミスやるし。こんなゲームになるわな」とご機嫌ななめだった。
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