阪神・小幡 躍動猛打賞 前日は2打席無安打で途中交代→バットで即挽回成功「常に結果が求められる」
「横浜DeNAベイスターズ2-6阪神タイガース」(19日、横浜スタジアム)
そう何度もチャンスはない。2試合連続遊撃で先発起用された阪神・小幡竜平内野手(22)は燃えていた。チャンスメークに適時打で今季2度目の3安打猛打賞を達成。「結果的に3本出たのはすごく良かった」。必死な思いをバットに込めた。
貴重な追加点をたたき出した。2点リードの八回1死一、二塁の場面。伊勢の外から入ってきたスライダーを強振する。「低めだけは振らないようにゾーンを上げて意識していました」。中前に抜ける適時打となり、塁上では自然と頬が緩む。
七回の出塁も価値があった。田中健から右翼フェンス直撃の安打で出塁し、近本の右翼線適時二塁打で本塁に生還。五回に石田相手に放った右前打から勢いに乗り躍動した。
前日は2打席無安打で途中交代。悔しさはあったがすぐに気持ちを切り替えた。「うまく試合に臨むことができました」と、バットで挽回に成功だ。
岡田監督も「(一日で)外したら何のために昨日出たかわからへんやんか。小幡を殺してしまうやないか。まだまだ使わなあかんのに」と言及。背番号38に抱く期待は大きい。
アピールに成功した小幡だが慢心はない。「常に結果が求められる。もっともっと結果を出して定着できるように頑張ります」。22歳の若虎が、ここから輝きを放っていく。
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