阪神・木浪 一度は経験してみたい-5年目でやっとかないました 今年は準備が「できていた」【球宴手記】
「マイナビオールスターゲーム2023・第1戦、全セ1-8全パ」(19日、バンテリンドーム)
プロ5年目で「マイナビオールスターゲーム2023」に初出場する阪神・木浪聖也内野手(29)がデイリースポーツに独占手記を寄せた。小幡と遊撃争いを繰り広げた上で大切にした心構えや、飛躍の壁となっていた“緊張グセ”を克服した秘話を明かした。
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デイリースポーツの読者の皆さま、阪神タイガースの木浪聖也です。セ・リーグ遊撃手部門のファン投票1位ということですごくうれしいです。本当に自分を選んでいただいてありがとうございます。プロの世界に入ったときから一度はオールスターを経験してみたいという気持ちは素直にありました。今年でプロ5年目を迎えてやっとかないました。
今季から岡田監督が就任し、正遊撃手候補として最初に名前が挙がったのは小幡でしたが、自分のやることをしっかりやろうと心に決めていました。開幕戦にスタメンで出られなかった悔しさはもちろんあります。ただ、もし試合に出られなかった時にどうやってチームに貢献するか、試合に出られたら結果を求めながらチームのためにやろうという考えをしっかり持つことができていました。準備をして毎日を過ごせていたからこそ、今季初スタメン(4月8日・ヤクルト戦で5打数3安打)の1度のチャンスをものにできたかなと思います。
これまではチャンスが来たときに空回りしてしまうタイプでした。いつもだったら、「うわ、きた」と変に緊張してしまうのですが、今年は少し違った感覚がありました。ベンチにいてもしっかり試合に入り込めていて、試合に出る準備ができていたからこそいいアピールができたと思います。
一番はやっぱり、自分がどう試合に臨むか。練習もそうですけど、本当に自分に目を向けることが一番大事だと思います。もちろん、小幡という存在もすごく頭にはあります。いつポジションを取られるかとか、そういう気持ちはもうずっと持っています。でも、自分がそういうマイナスな考えになってしまうともっとおかしくなってしまう。とにかく自分がコントロールできることをしっかりやろうと思い続けています。
阪神入団が同期で同学年の近本からは「オールスターは楽しいよ」とこれまで色々聞いてきました。独特な雰囲気なども含めて、どういうものか肌で感じながら、楽しみながらプレーできるように頑張ります!
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