阪神・才木 直球勝負で完投締めへ 中12日で疲労回復「どれだけのものが出せるか、すごい楽しみ」

 15日・中日戦(甲子園)で先発する阪神の才木浩人投手(24)が14日、甲子園での全体練習で調整し、完投締めを狙う覚悟を示した。リフレッシュ期間を経て、中12日でマウンドに上がる。カード初戦を託されることになったが「最低7回。完投できたら」と決意。直球の質にも自信を抱く右腕が、前半戦首位ターンを狙うチームを勢いづける快投を演じる。

 登板前日。キャッチボールや短ダッシュで最終調整した才木は、少年のような笑顔をあふれさせた。中12日で向かう先発マウンド。「どれだけのものが出せるかというのも、すごい楽しみです」。万全の状態で竜を斬る。

 狙うは6月4日・ロッテ戦で佐々木朗に投げ勝って以来の完投勝利だ。リフレッシュ期間を与えてもらっただけに、長い回を投げたい思いは一層強い。「最低でも7回。完投できたらいいかな」。自己最多タイの6勝目が懸かる登板で、先発の役目を十分に果たす。

 5回67球、2失点だった2日・巨人戦(東京ド)後、「全身の疲労感は結構あった」ということが考慮され、3日に出場選手登録を抹消された。疲労回復に努め、直球の質やキレも復活。「真っすぐは全然、いいですね。感触もいいし、ボールが走っている感じもある」と自信もある。

 状態がいいからこそ、打者の反応が「楽しみ」という。最大の特長は150キロ超の直球。手応えを抱きつつあるだけに「真っすぐでどれだけファウルを取れるかが大事になる」。思い通りの投球ができれば、完投勝利の可能性もグッと高まる。

 中日戦登板は今季2度目。4月23日に敵地のバンテリンドームで登板し、5回7安打2失点で敗戦投手となった。今回は今季初めてカード初戦で先発し、好投手の高橋宏と投げ合う。投手戦も予想されるが「自分のスタイルで押し切れたら」と、勢いのある投球を演じていくつもりだ。

 裏カードでは2位・DeNAと3位・広島が直接対決を行う。チームとしてもゲーム差を広げたい、前半戦最後の3連戦となるが「DeNAがどうとか気にしすぎず、今の自分のできることをしっかりやることを大事にできたら」とキッパリ。才木らしさを存分に出し、白星をつかむ。

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