阪神・前川 左もOK打!智弁学園のセンパイ村上援護「試合前から言われていたので」

 1回、タイムリーを放つ前川(撮影・飯室逸平)
 1回裏終了後、適時打を放った右京(右)と笑顔でタッチを交わす村上
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 「阪神8-0中日」(29日、甲子園球場)

 期待を一身に受けて打席に向かう姿には風格さえ漂う。阪神・前川が左腕の投手が先発時に、初めてスタメン出場。即結果を出した。

 「右も左も変わることなく、体の開きとかは意識するのですが、いつも通りの準備をしました」

 初回、先制した直後。なおも2死一、三塁の絶好機だった。松葉の2球目、外角低めカットボールを中前適時打に。「もう1点取れたら楽やなと思って入った。初球と同じくらいのコースの変化球が来たので、イメージがありながら打てた」

 今季、ウエスタンでの対左投手成績は28打数14安打、打率・500。5月26日の同・ソフトバンク戦(鳴尾浜)では“左キラー”の嘉弥真から右越え本塁打をマークしていた。1軍昇格後には自身の今季2軍の対左投手成績を改めて確認。「特に苦手な意識はない」-。数字から得た自信が快音に直結した。

 この日の先発・村上は智弁学園の先輩。16年のセンバツ決勝でサヨナラ打を放った優勝投手を尊敬。「今はめっちゃ仲良くしてくれて、話しやすい」と明かし、「試合前から『打ってくれよ』と言われていたので、タイムリーを打てて良かった」と笑顔を見せた。

 これで5戦連続安打と絶好調。30日からは巨人との伝統の一戦が始まる。「東京に行っても一丸となって戦っていきたい」。勢いそのまま、東京へ乗り込む。

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