阪神 中継ぎ崩壊で大敗 今季7度目完封負けで4カード連続負け越し 尻に火 2位DeNAが2ゲーム差に接近 最大6・5差も

 8回、上林に犠飛を許した浜地(左)=撮影・高部洋祐
 9回終了後、ベンチに戻る(左から)加治屋、浜地、及川、才木(撮影・高部洋祐)
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 「阪神0-9ソフトバンク」(18日、甲子園球場)

 首位・阪神が今季7度目の完封負け、9失点の大敗で2連敗。4カード連続負け越しで、2位・DeNAに2差と迫られた。今季最大ゲーム差は6・5差(6月7日)だった。交流戦は7勝10敗1分けで終えた。

 七回、今季最多4万2640人が詰めかけたスタンドにため息が響き渡った。

 この回から登板した3番手・加治屋が、先頭・甲斐に左中間二塁打を許し、1死後に四球を与えて一、三塁とした。

 続く牧原大には左中間へ先制の適時二塁打を許してしまう。この試合まで24試合に登板して防御率0・00と抜群の安定感を誇った右腕が、古巣につかまって降板となった。

 さらに1死二、三塁から登板した4番手・及川は、近藤に左中間への2点二塁打、代打・野村勇に左前適時打を許し、痛い追加点を奪われた。

 2死一、二塁から登板した浜地も流れを止められず、今宮に左前適時打を浴びた。七回だけで打者10人に5安打を浴びて、5点を失った。その後、八回、九回にも2点ずつを失った。

 打線は決定打を欠いた。ソフトバンク先発・スチュワートに対し、六回まで毎回安打を放ちながら本塁が遠かった。

 四回2死一、三塁は梅野が内角高めの159キロで空振り三振。五回2死二塁は中野が二ゴロに倒れた。

 六回は1死一、二塁とし、スチュワートを降板させたが、ミエセスが2番手・大津に三ゴロ併殺に打ち取られた。

 5点を奪われた直後の七回は、この試合初の三者凡退。攻撃を終えると、一塁側スタンドでは席を立つファンの姿が目立った。

 それでもプロ3度目の3番に入った前川は奮闘を見せた。初回2死はスチュワートの160キロを捉えて遊撃内野安打。四回無死はフルカウントからスチュワートの156キロ直球を完璧に捉え、右中間二塁打を放った。

 阪神はこの試合で今季の交流戦を終え、18試合で7勝10敗1分け。23日からはリーグ戦が再開し、2位・DeNAと横浜スタジアムで3連戦を戦う。

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