「楽天４－１阪神」（６日、楽天モバイルパーク）

　重苦しい敗戦の中でも４番の積極性は健在だった。阪神・大山悠輔内野手がチーム唯一の得点となった先制タイムリー。これでリーグ単独トップの３７打点。加えて交流戦８打点でトップタイだ。

　得意の初球打ちだった。初回２死三塁から相手先発・則本の初球の直球を中前へはじき返す先制打。「上位打線がチャンスメークをして流れを作ってくれたので積極的にスイングしました」。この日で初球打率・４５８。４番のファーストスイングがチームに勢いをもたらしている。

　打点だけでない。５戦連続安打で打率・３１２。「しっかり準備して、また頑張ります」。昨年は７本塁打＆２１打点で２冠だった交流戦。勢いはとどまりそうもない。