阪神・中野 地元で猛打ショー!前夜に5時間超ゲームも問題なし「両親の前で勝ちを」

 1回、右中間に安打を放ち、三塁へ滑り込む中野(撮影・西岡正)
 3回、中前打を放つ中野
 5回、右前打を放つ中野
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 「楽天4-1阪神」(6日、楽天モバイルパーク)

 前夜に今季最長の5時間7分のゲームを戦い抜いた疲労感を感じさせなかった。山形県天童市出身の阪神・中野拓夢内野手が地元・東北で躍動。東北福祉大時代に過ごした仙台で猛打賞だ。

 初回からインパクトを残した。1死から則本の低めスライダーを捉える。ぐんぐんと伸びた打球は右翼フェンスを直撃。快足を飛ばして、三塁に到達した。

 三回2死は中前打、五回2死一塁はやや体勢を崩されながらも右前に運んだ。いずれも仕留めた球はフォーク。3安打をマークできた背景には、「脱力打法」が生きたと中野は振り返る。

 5日・ロッテ戦(甲子園)での激闘から一夜明け、この日の午前中に飛行機で仙台に移動。「体が思うように動かなかったり、重い部分があった」。疲労が蓄積すると、力任せのスイングになりやすい悪癖を理解していたことから「むしろ力を抜くくらいの気持ち」でバットを振った。

 楽天3連戦は山形県天童市から両親が来場して観戦する。「両親の前で元気にプレーして、勝ちを届けられるように」と一戦必勝を誓った。

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