【藤田平氏の眼】縦の緩い変化球にてこずった阪神打線 完封負けの10日のヤクルトも石川 変化球投手に弱い
「西武4-0阪神」(31日、ベルーナドーム)
どうも阪神打線は、変化球ピッチャーに弱いようだ。西武の先発・本田のチェンジアップ、カーブといった縦の緩い変化球にてこずっていた。
何度も得点圏には走者を運んだ。それでも最後は変化球に手を出してしまう形で、あと一本が出なかった。完封負けは10日のヤクルト戦以来。あの時の先発も変化球でかわすタイプの石川だった。打てそうで打てない…そんな投手にハマってしまうケースが多い。
1軍初出場となった初戦に続き、先発で起用された前川は3打席連続で空振り三振。すべて縦の変化球を振らされてしまったものだった。ファームでは打率・360の成績を残しているが、この変化球のキレが2軍の投手とは違うところ。ストライクゾーンからボールになる球で仕留められるのが1軍投手だ。
それでも2、3打席目は得点機で回ってきたように“持っている”。こういう場面で打てるか否かが、1軍定着の境目であり、壁になる。雰囲気があるバッターだけに乗り越えてほしい。
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