阪神・岡田監督 勝負手も予言も的中!七回大竹に迷わず代打「あそこしかなかった」

 七回、大竹(49)に代打を送った岡田監督(撮影・中田匡峻)
 9回、最後を締めくくった加治屋(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神3-2巨人」(27日、甲子園球場)

 予言は的中し、勝負勘はどこまでも鋭い。阪神・岡田彰布監督の“神采配”が、またも勝利をたぐり寄せた。両軍無得点の七回。1死から坂本が四球を選ぶと、木浪に犠打を命じた。2死二塁とすると虎将が動いた。「あそこしか勝負懸けるところなかった」。無失点投球の大竹に代打・渡辺諒を送った。打線は初回1死満塁と二回2死二塁の得点機を逃した後は、六回に二塁を一度踏んだだけ。歴戦の将は迷わず勝負手を打った。

 渡辺諒が四球でつなぐと、2死一、二塁から近本が中前へ先制適時打を運んだ。中野も中前2点適時打で続き、大竹に勝ち星が舞い込んだ。26日・巨人戦後、2人で8打数2安打だった1、2番コンビに「まあ明日は打つやろな」と語っていた通りの展開となった。

 3点差の九回は「2人を投げさせるつもりはなかった」と湯浅、岩崎を温存し、浜地に託した。岡本和を抑えたが、代打・梶谷に四球を与えると、続く代打・丸に対して左腕の及川を当てて、二ゴロに封じた。ブリンソンに想定外の2ランこそ被弾したが、代打・中田翔に満を持して加治屋を送り出した。

 巨人の代打攻勢にも「代打の順番もね、だいたい分かっていたから。中田のところは加治屋を最初から用意していた」。深謀遠慮の指揮官は全てを見透かした采配で、接戦に幕を引いた。

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