阪神・ノイジー大暴れ 先制V打&トドメの4号3ランで来日最多5打点 頼れる助っ人で今季最多貯金12

 「ヤクルト3-6阪神」(23日、神宮球場)

 頼れる助っ人砲が、ツバメ投手陣を粉砕した。阪神のシェルドン・ノイジー外野手(28)が、来日初となる1試合5打点の大爆発。三回に先制の中前2点適時打を放ち、1点差に迫られた七回にはヤクルトを再び突き放す、4号3ランを左中間席へたたき込んだ。チームは3連勝で今季最多を更新する貯金12。5月の勝ち越しも確定した。岡田虎の勢いが止まらない。

 “神助っ人”の確信を虎党に抱かせるには十分だった。ノイジーが敵地神宮で、来日最多5打点の大暴れを演じた。

 先発・村上の被弾で3-2と1点差に迫られた直後の七回だった。登板直後のエスピナルから近本、中野の連続四球で無死一、二塁とすると、5球目の直球を一閃(いっせん)。「点差が迫られたところで、何とか点を取りたい場面でいいボールが来たので、しっかり打ち損じせずに打てたので良かった」。左中間への4号3ランで一気に突き放し、勝敗の行方を決定付けた。

 両軍無得点の三回には1死満塁の絶好機で、石川が投じた初球を中前に運んだ。19日・広島戦(甲子園)以来の打点となる先制の2点適時打。「打ったのはチェンジアップ。無理に引っ張らず、うまくセンターに打ち返すことができた。先制点が欲しい場面だったし、ランナーを返すことができた」。石川とは初対戦だったが、試合前の時点で31打数6安打1打点、打率・194と最も不得手としていたヤクルト戦で快音を響かせた。

 チームが石川に神宮で黒星を付けたのは17年5月4日が最後だった。以降は7戦で0勝4敗。今季も10日の対戦で5回1/3を4安打無失点に封じられ、球界最年長左腕に22年連続勝利を献上していた。背番号7のバットで、難敵を6年ぶりに打ち崩した。

 試合後は降りしきる雨に交じって、大音量の“シェルドン・コール”を浴びた。「雨の中、最後まで残って応援してくださりありがとうございました。皆さんの声援が力になりました。サンキュー・ガイズ!」と叫び、虎党の心をつかんだ。

 来日中の家族を東京遠征にも伴っている。「子供が全て。自分の人生よりも大切な存在」とまで表現する、愛する存在が打棒に無形の力を与えてくれる。虎を3連勝に導き、チームは直近11試合で10勝1敗、貯金は今季最多12となった。5月は17試合で13勝4敗となり、早くも3、4月に続く月間勝ち越しを決めた。5月は打率・314。ノイジーが上昇曲線を描き、猛虎打線はさらに厚みを増した。

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