岡田阪神が今季初7連勝 貯金も今季最多の10 ミエセスが攻守で勝利牽引 伊藤将も横浜高の先輩・柳に投げ勝つ
「中日1-4阪神」(18日、バンテリンドーム)
阪神が今季初の7連勝を飾り、貯金を同最多の「10」とした。7連勝は2021年6月8日の日本ハム戦~同18日の巨人戦以来、2年ぶりとなる。
4試合連続で先取点を奪った。先制点をたたき出したのはミエセスだ。初回2死満塁。フルカウントから柳の138キロカットボールを捉え、打球は三塁線翼線を破った。走者一掃の適時二塁打を放ち「また(16日の中日戦に続いて)満塁のチャンスだったから、なんとかランナーをかえしたかった。最高の結果になってくれたよ」と笑顔を見せた。
助っ人は守備でも魅せる。4点リードの三回2死一、三塁。福永のライナー性の飛球にダイビングキャッチ。抜けていれば2点差に迫られていただけに、まさに好守と呼ぶにふさわしいプレーだった。
先発・伊藤将は横浜高の先輩、柳との投げ合いを初めて制した。前回4日に柳と投げ合った時は勝敗が付かなかった左腕だが、今回は108球の熱投を演じ、6回5安打1失点。完封勝利を挙げた4月27日・巨人戦以来となる今季2勝目を挙げた。
中日戦のカード3連勝は22年6月24日~26日以来。チームが長年、苦手とするバンテリンドームで勝ち越した。最高の形で甲子園に戻り、19日から広島3連戦を戦う。勢いそのままに連勝街道を突っ走る。