神撃止まらん!6連笑 5月絶好調男!阪神・ノイジーが導いた 今季最多貯金「9」

 5回、適時打を放ち、両手を叩いて喜ぶノイジー(撮影・高部洋祐)
 4回、左前打を放つノイジー(撮影・高部洋祐)
 5回、中前適時打を放つノイジー(撮影・立川洋一郎)
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 「中日1-3阪神」(17日、バンテリンドーム)

 笑いも勢いも止まらへんわ!!阪神が今季最長の6連勝で同最多の貯金9とした。シェルドン・ノイジー外野手(28)が4安打を放った16日・中日戦に続いて打線をけん引。四回2死から先制点の起点となる安打を放ち、来日後最長の6試合連続安打。五回は適時打で4試合連続のマルチ安打とした。3番が機能し始めた猛虎打線で、さらに連勝を伸ばすで!

 たったの2球、2度のスイングでノイジーは主役になった。バットを寝かせ気味に構え、そのままシンプルに投球にアプローチ。いとも簡単に快音を鳴らし、左翼スタンドの虎党を沸かせた。

 「打てるボールをしっかり見ていって、いいスイングを心がけました」

 中日・涌井に完全投球を許して迎えた四回2死は、カーブを左前に運んだ。チーム初安打で涌井のリズムを崩すと、ここから3者連続四球で先制点につながった。1点リードの五回2死一、二塁は涌井の直球を捉えて中前適時打。いずれも初球を捉えたもの。N砲のコンタクト能力の高さが際立った。

 一時は「ベースボール」と「野球」の違いに翻弄(ほんろう)された。開幕からスタメン出場を続けるも、日本のストライクゾーンに悩んで調子は降下。試合後は連日険しい表情で球場を後にする日が続き、10日・ヤクルト戦(甲子園)で初めて先発を外れた。

 来日時は「日本の選手はアメリカの選手よりも野球を楽しんでいるように見える」と日本野球のポジティブな面に惹(ひ)かれていた。ベンチから俯瞰(ふかん)して野球を見つめると同時に、自らの荒れた心と向き合う。「精神的なところと頭の考えをリセットして。あの日は大きかった」。「ベースボール」と「野球」のギャップで乱れた心を整理し、本来の打撃を取り戻した。

 これで来日最長となる6試合連続安打&4試合連続マルチ安打。先発復帰した11日・ヤクルト戦(甲子園)からの6試合は27打数13安打、打率・481と驚異的な成績を残している。

 打率3割超えの1番・近本、2番・中野と、リーグ上位の打点数を誇る4番・大山、5番・佐藤輝の間を打つキーマンとして力を発揮。チームは今季最長の6連勝&同最多の貯金「9」と勢いは止まらない。「しっかりこの流れを継続していければ。いい流れに乗っているのでこのままいきたい」。背番号7の助っ人に怪力は必要ない。アメリカ産のシュアな打撃で他球団を震え上がらせる。

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