阪神・近本“村上の同郷先輩”先制V三塁打 早くも今季5本目!ミスタースリーベースや
「中日0-2阪神」(22日、バンテリンドーム)
同郷の絆で勝利を呼び込んだ。阪神・近本光司外野手(28)が同じ淡路島出身の後輩・村上の好投に応えるV撃。決勝点となる先制適時三塁打で白熱の投手戦の均衡を破り、プロ初勝利をアシストした。
故郷で自主トレを共に行ったこともある村上の、投打における躍動を無駄にはできなかった。中日の先発・高橋宏も力投を続けて両軍無得点のまま、迎えた六回だ。この日初めて無死から出塁したのが、左前打を放った村上。上位に回り、集中力を高めた近本が打席に入った。
3試合にわたって37人連続でアウトを重ねるなど無失点を続けた村上を、中堅から「今日も抑えてるな、(相手が)点取らんなぁ」と頼もしく感じていた。白星をたぐり寄せるために、どうしても欲しい先取点。無死一塁、カウント0-1から高めの151キロ直球を捉えた。右中間を破る当たりに村上が激走。適時三塁打となってスコアボードに待望の「1」を刻んだ。
「どういうふうに打つかしか思ってなかったので。それが高めだったので、あそこに飛んでいったという感じです」と振り返った今季早くも5本目の三塁打。快足を生かす“虎のミスター・スリーベース”は、直近5試合で4本の固め打ちとなった。無死三塁から続く中野はやや浅めの左飛だったが、「行くしかないと思っていたので。(三塁コーチの)藤本さんも行けって」と迷いなくタッチアップし、2点目のホームを踏んだ。
7回完全だった村上の前回登板、12日・巨人戦(東京ド)では延長十回に左適時打をマークし勝負を決めたが、村上に勝ちをつけることはできなかった。村上が投げて、近本が打つ-。再び見せた“淡路島コンビネーション”が、プロ初星という最高の形に作用した。
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