「ウエスタン、ソフトバンク６－４阪神」(１６日、タマホームスタジアム筑後)

　１軍でも任せろ！阪神のドラフト１位・森下（中大）に代わり１軍昇格の決まった阪神・井上広大外野手（２１）が、快音を響かせた。

　「１戦目、２戦目にいいところで打てなくて負けちゃったので、自分から仕掛けて打ちにいくのを意識した。結果につながったのはよかった」

　二回１死二塁。カウント２－２から松本晴のスライダーを左線への適時二塁打に。「ランナーがいる時は、どういい形で進めるかを意識してます」。四回先頭では、カウント３－１から木村光の１４７キロ直球を左翼フェンス直撃の二塁打。２打席連続で長打を記録し、六回は打ちにいきながらも四球を選んだ。

　和田２軍監督は「あとはいかに勝負どころで打てるか。今日は打てたけど、これを続けていってくれれば。状態は決して極端に悪くない」と期待。井上は「今日は自分の間で振れてましたし、タイミングがとれた。それを一日で崩さないようにしっかり継続してやっていきたい」と力を込めた。つかんだチャンスで必ず結果を出す。