試合開始前にヤクルト先発が変更 阪神が採った策は?岡田監督がかつての女房役をスコアラーに抜擢
「阪神1-0ヤクルト」(8日、甲子園球場)
阪神・岡田彰布監督は試合前のミーティングで梅野隆太郎捕手を“臨時スコアラー”に抜擢したことを明かした。
試合開始1時間半前にヤクルトが予告先発していたピーターズがコンディション不良で回避。代わって昨季まで阪神に在籍した尾仲の初先発が発表された。
ミーティングでは的として投げている映像が少なく「どんなピッチャーかも分かれへんかった」と岡田監督。そのため女房役として尾仲をリードしていた梅野に「ちょっと印象をしゃべってくれ」と命じたという。
初回に1死から中野、ノイジーの連打で一、三塁の好機を作ると、大山が犠飛を打ち上げて先制した。以降は追加点が奪えなかったが、投手陣の踏ん張りで尾仲から挙げた1点が決勝点に。データ野球が主流となる今日、相手の先発回避というアクシデントを意外な形で乗りきってみせた。
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