【佐藤義則氏の眼】力強さ戻った阪神・秋山 開幕ローテ任せられる

 「オープン戦、阪神7-0オリックス」(25日、京セラドーム大阪)

 阪神・秋山にとっては開幕ローテ入りをかけた最終テスト。立ち上がりはかなり力みも入っていたが、回を追うごとに落ち着いて投げることができた。カーブなど遅い球を見せ球にしてフォークで勝負するなど、秋山らしい投球ができていた。

 課題としては全体的に球が高かったし、フォークの落ちももう一つだった。球が高い分、ファウルを多く打たれて球数も増えてしまったが、欲を言えば切りがない。4回を無失点に抑えたということが何よりも大きい。

 去年は両ヒザに故障を抱えて1勝に終わった。春季キャンプも2軍調整だったが、モチベーションを落とすことなく、しっかりと開幕に合わせて仕上げてきたのはさすが。投球にも力強さが戻り、故障の影響をまったく感じさせなかった。開幕ローテを任せられるだけの内容だった。

 打線では大山、佐藤輝に一発が出たことはひと安心だ。大山は好きなコースに来た球を一発で仕留めた。状態が悪い時はファウルになっていた。2四球を選び、球の見送り方も良くなってきた。佐藤輝は低めの直球を強引に引っ張らず、逆方向に打ち返したことが本塁打につながった。まだ内角寄りの強い球を前に飛ばせていないので調整は必要だが、結果が出たことで気分的にも楽になるだろう。

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