世界一侍 阪神・中野 WBCの金メダル披露「欲を言えばもう少し盗塁をしたかった」一問一答
「オープン戦、阪神-オリックス」(25日、京セラドーム大阪)
野球日本代表「侍ジャパン」に選出され、第5回WBCで世界一メンバーとなった阪神・中野拓夢内野手(26)、湯浅京己投手(23)が25日、チーム本隊に合流した。
練習前は佐藤輝らとヌートバーの決めポーズだった「ペッパーミル・パフォーマンス」のポーズで記念撮影。二塁でのノックや打撃、走塁練習で汗を流した中野。練習後に報道陣の取材に応対し、WBCの金メダルも披露。充実の日々を振り返った。以下は一問一答。
-世界一おめでとうございます。
「ありがとうございます」
-タイガースのメンバーからはどんな声かけをしてもらったか。
「まずは皆さんにおめでとうっていうことを言われました」
-体の疲れは
「まあ、動いた感じは疲れっていうのは自分の中では感じてないと思っているので大丈夫です」
-世界一の心境。
「正直、まだ世界一になった実感があまりないというか、自分自身もなかなか準決勝、決勝との出場機会があまりなかったんですけど、ああいう雰囲気の中でベンチにいてそういう空気を味わうことができたので、そこは本当にいい経験になったなと思います」
-球場でメダルをもらった瞬間は実感が強くなったのでは。
「かけていただいて、すごく重みがあるように感じましたし、こうやって改めて見ると世界一になったんだなって実感が湧いてきます」
-10打数3安打4四球、どう振り返る
「自分自身ここまで打席に立つとは思ってなかったですし、源田さんがアクシデントあったなかで出場機会をいただいて、自分自身、自分の役割はできたと思ってますし。欲を言えばもう少し盗塁をしたかったなって気持ちはあります」
-世界の色んな投手を打席で見た、シーズンにどう生かしていけるか
「日本とは違って動くボールが多かったりとか、独特の投げ方というか日本ではない投げ方で投げてくるピッチャーもいましたし。そういったタイミングをとる難しさっていうのは改めて国際大会に出て感じたこともあるので、そこは日本のピッチャーでもタイミングの取り方っていうのは大事になってくるので、そういうところも自分の中で生きると思いますし、ああいう空気の中で打席に立って自分自身しっかりと結果を残すことができたので。そういうところはシーズンに向けて自信になると思うので、しっかりとつなげていきたいと思います」
-守備では源田のアクシデントもあり、スタメンでショートを守った。
「そうですね、キャンプ自体、ショートの練習を一切せず、セカンドの練習一本って言うことでずっと練習していたので、正直2年間ずっと守っていたとはいえ、ああいう舞台で、なかなか自分の思うようなプレーができなかったというか。緊張感もありながら、なかなか自分の思うようなプレーができなかったので。そこはちょっと悔しい部分でもあるんですけど。本当にもう、ああいう空気、緊張感の中でしっかりとショートを守ることが出来たので、そこは本当にいい経験になったかなと思います」
-今日は練習の際に藤本コーチとダブルプレー時のベースの入り方を確認していた。
「まずはスピードというよりは、しっかりと取ってから正確に投げるってことを意識して、やっていこうとは言われたので、そこを意識しながら練習しました」
-ショートからセカンドへ移る難しさは。
「一番はそのダブルプレーの面で、動きが逆ということでどうしても、一、二塁間の打球が飛んだ時にどうしてもセカンドに投げるボールが弱くなってしまったりとか、そういう難しい部分がセカンドにもあるので。その辺はしっかりとこれからも練習をしつつ、ゲッツーのピボットの練習ももっともっとやっていかないといけないと思っているので、その辺はこれからシーズンに向けて、しっかりと練習していきたいと思います」
-開幕までどんな調整する
「まずはしっかりと試合に出て、実戦感覚というものを取り戻して。あとは本当にセカンドの守備にもう一度、慣れていくっていうことが大事かなと思っているので。しっかりと試合に出て、その自分の感覚を取り戻して、いい状態で開幕に入っていければいいかなと思います」
-改めて、シーズンでの自身の目標を
「個人としても本当に、3割っていうところを目標にやっていきたいと思っていますし、やっぱりセカンドのベストナインであったりゴールデングラブ賞を取るには、本当にすごい方々よりもいい成績を残さないといけないと思っているので。その辺もしっかりと意識しながら、いい成績を残せるように頑張りたいと思います」