【藤田平氏の眼】阪神・大山&佐藤輝は不振脱出を まだ新フォームを完全にものにできていない

 9回、併殺打に倒れた佐藤輝(撮影・中田匡峻)
 9回、三塁強襲安打を放つ大山(撮影・金田祐二)
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 「オープン戦、巨人6-4阪神」(22日、東京ドーム)

 阪神の4番・大山、5番・佐藤輝は打撃の状態が上がっていない。

 大山は最後に三塁内野安打が出たが、その他は空振り三振2つに遊ゴロ。佐藤輝も4打数無安打に終わった。2番の渡辺諒、6番の森下の状態がいいから余計に目立った。

 大山は打つポイントを前にすることに取り組み、佐藤輝は重心を低くし、足の上げ方も変えたりと試行錯誤が続く。ともに先週あたりにはいい形が見えてきつつあったが、今回の関東遠征で状態を落とした印象だ。

 2人ともまだ新フォームを完全にものにできていない、感触をつかみ切れていない、というのが実情だろう。ホームに戻れば、打ち込む時間もできる。開幕に向けて何とか状態を上げてもらいたい。

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