阪神・湯浅「行ける」開幕守護神 NPB球順応「全然楽勝」

 侍ジャパンの阪神・湯浅京己投手(23)が19日(日本時間20日)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークでWBC準決勝の前日練習に参加した。世界一への熱い思いを吐露するとともに、虎の“開幕守護神”にも意欲を示した。WBC球からNPB球への順応は問題ないと強調。帰国後、首脳陣に開幕に間に合うと意思表示する考えを明かした。

 海の向こうから頼もしい言葉が届いた。シーズン開幕まで10日あまり。侍ジャパンの戦いに集中する湯浅が、虎の開幕守護神へ熱い思いを口にした。

 「(開幕に)行くでしょ、それは。行けますよ。行かない理由がないですよ!」

 侍ジャパンが勝ち進む中、虎では守護神問題が再浮上している。湯浅は日頃から阪神情報もチェック。首脳陣の慎重姿勢も理解した上で、開幕から守護神を担うつもりでいる。

 「自分はずっと(開幕に)行くつもりでいるんで、とりあえず、自分は行けるという意思表示は帰ってからしたいと思っています」

 現状、開幕へ不安はないようだ。WBC球からNPB球に戻すことも「全然楽勝」とキッパリ。「あのボール(NPB球)を早く触りたい」。“3・31”へ向け、はやる気持ちを必死に抑えている。

 岡田監督は「帰ってからの、合流してからの判断やろ。本人に聞いてな、どれぐらいの感覚で投げられるとかな」と説明する。当初はWBC球の影響を考えて開幕不在を想定。ただ、6日の日本代表強化試合・阪神戦(京セラ)で好投した姿を見て「あのボール(WBC球)に慣れているということは、日本のボールに戻ってもある程度いける」と一安心したことを明かしていた。

 安藤投手コーチも「(開幕に)いけるのであればもちろんいけた方がいいと思うし、ちょっと調整してからの方がいいという判断になるケースもある」と柔軟に対応する考え。帰国後、湯浅のコンディションに問題がなければ、28日からのウエスタン・オリックス3連戦(杉本商事)の登板を挟み、開幕へ向かう流れとなりそうだ。

 湯浅はこの日、準決勝に備えてキャッチボールなどで調整した。「本当に世界一取りたいな、負けたくないなと。変に気負わずにいつも通りやれるのかなと思います」。世界一へ、闘志はふつふつと湧いている。アツアツな快投でメキシコをアッと驚かせる。虎でも侍でもチームのために腕を振るだけだ。

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