阪神・青柳 開幕投手託した 仕上がり順調!4回0封 岡田監督明言「そら決定でいいよ」

 「オープン戦、阪神6-0日本ハム」(10日、甲子園球場)

 ついに第2次岡田政権初年度の開幕投手が決定した。阪神・岡田彰布監督(65)が10日、青柳晃洋投手(29)を3・31、DeNAとの開幕戦(京セラ)の先発マウンドに送り出すことを明言。右腕はこの日、日本ハムとのオープン戦で4回無失点と好投し、順調な仕上がりをアピールした。

 信頼が揺らぐことはなかった。青柳が一つ一つアウトを積み重ね、大役をつかみとった。「そら決定でいいよ、そら分かるやんか」。岡田監督がついに開幕投手を明言。昨年果たせなかった大役へ、右腕の素直な思いが言葉にあふれ出た。

 「うれしいです。去年できなかったという悔しい気持ちの中で、まだまだこれから調子を上げて、開幕で勝てるようにしていきたい」

 この日は4回3安打無失点と好投。それでも内容には納得していない。「意図したボールがいかないことが多かった」。4奪三振のうち二つは左打者へのインコースだったが「外のスライダーの要求だった」と狙い通りにいかなかった。

 一方、全球種でストライクを取ることを試みて手応えも得た。最速146キロをマークし、「例年にない球速。去年のシーズンでMAXは148とかだったので」と予想外の出力に笑顔。クイックモーションや、ゆっくりと足を上げるなど、工夫も凝らし「あとはコースや高さの細かいところを詰めていければ」とプランを掲げる。

 昨年は初の開幕投手に内定しながら、コロナ感染で断念。「テレビで見ることしかできなかったのは本当に悔しかった」。その思いを晴らすため、昨オフも日々鍛錬を重ねた。

 「コロナになって残念やったと思うし、当然そらやりたいやろ。やりたいというか、最多勝2年取って、一番勝ちを挙げとるわけやからな。当然投げさせたらなあかんやろな」。気持ちを推し量った指揮官は「あと2回あるから、全然心配してない」と圧倒的な信頼を寄せる。

 「ずっとやりたいと思っていましたし、自分が投げるものだと思って準備していたので。何も変わらず、その日が来るまで順調に調整するだけかなと思っています」。もうこの座は誰にも譲らない。エースとして結果を出す。

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