阪神・原口 岡田構想揺るがし打ァ 大山の牙城打ち崩す「(大山)悪かったら、そら可能性はある」

 「カーネクスト2023 WBC強化試合、阪神4-7韓国代表」(7日、京セラドーム大阪)

 どれだけ結果を重ねても、仕事人の表情は変わらない。阪神・原口文仁内野手(31)は当然のように快音を響かせ、涼しげな顔で帰りのバスに乗り込んだ。

 「初対戦のピッチャーだったので真っすぐから捉えられるように準備して入りました」。「5番・一塁」で先発。四回先頭で高めに浮いたスライダーを振り抜き、左中間への二塁打をマークした。3球目の狙っていた直球をファウルで仕留め損ねたが、その後のチェンジアップの誘惑を回避。「追い込まれた後にしっかり対応できた」と振り返った。

 八回無死では、初球の外角速球を華麗に流して右翼線寄りの二塁打。狙っていた速球を1球ではじき返した。岡田監督から右の代打の切り札と明言されている中での初球打ち。甘い球を1球で仕留め、代打での高い適性能力を示した。

 ここまで練習試合を含む対外9試合に出場して18打数6安打、打率・333、2本塁打。これだけ打つと指揮官の心も揺れる。「大山とかあまりにも悪かったら、そら(スタメンで使う)可能性はあると思うよ」。一塁固定の大山を脅かす存在になりつつある。

 この日は一塁でフル出場し、無失策。「いい反応ができた」と2月18日・DeNA戦(宜野座)以来の一塁守備も無難にこなした。打って、打って、打ちまくり、大山の牙城を打ち崩す。

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