阪神・梅野 志願の実戦復帰 右ひじ違和感「問題なくできた」 6日侍強化試合も出る

 5回、K・ケラー(左)とタッチを交わす梅野(撮影・飯室逸平)
 6回、左前打を放つ梅野(撮影・高部洋祐)
 試合前、話し込むオリックス・森(左)と阪神・梅野(撮影・高部洋祐)
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 「オープン戦、阪神2-7オリックス」(5日、甲子園球場)

 頼れる“正妻”が帰ってきた。右肘の違和感で欠場が続いていた阪神・梅野隆太郎捕手(31)が五回の守備から坂本に代わってマスクをかぶり、待望の実戦復帰を果たした。

 「時間をもらっていたので、1日でも早く復帰したかった。久々に出てどうかなというのもあったけど、問題なくできたので一つずつ(段階を)クリアできている。開幕までまだ3週間ぐらいあるから、自分の状態も含めて試合勘を元に戻していきたい」

 志願の出場だった。岡田監督が明かす。「本人がもういける言うてな。今日の朝よ。本人がいけます言うから」。梅野の意欲をくみ取り、2イニング限定の出場を許可した。

 春季キャンプ中の先月25日、ヤクルト戦(浦添)の試合前練習で発症。その後は別メニュー調整を強いられていたが、4日には全体練習に合流。キャッチボールやフリー打撃をこなし、試合前のシートノックにも参加していた。当初、出場が予定されていた9日のオリックス戦(京セラ)から前倒しされ、岡田監督にとってもうれしい誤算となった。

 五回から登板したK・ケラーの3者連続三振をリードするだけでなく、2-5と3点を追う六回の打席では1死一塁からオリックス3番手、漆原の140キロ直球を強振し、左前に運んだ。「チームも負けが続いているし、オープン戦とはいえ何とか。負けると嫌なので、自分の打席の内容もしっかりと良くしていきたい」。復帰を自ら祝う気持ちよりも、勝負にこだわる姿勢をより鮮明にした。

 6日には侍ジャパンとの強化試合を控えるが、岡田監督は「まあ使えると思うよ。今日の様子見てたらな」と明言。梅野の先発マスクが濃厚となった。上々の“試運転”を経て、虎の正捕手が“扇の要”に座る。

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