阪神・大山に垣間見えた“4番の原点”

 1月初旬、今年最初の阪神・大山悠輔内野手(28)への取材で今季の抱負に掲げたのが、「キャリアハイ」だった。具体的な数字に言及することはなかったが、「こだわりたい」としたのが勝利打点。白星に直結する一打への意識が高まったのは、いつからなのか-。今回の対談で聞くことができた。

 「3年目ぐらいからですかね。3年目で4番ってなったとき、そこをこだわってやっていました。ここというところの打点に。それがホームランであってもセカンドゴロであっても」。大山が胸に秘める“4番の原点”をのぞいた気がした。

 今岡打撃コーチがチームに加わり、「普通にやって147打点はあり得ないじゃないですか」とリスペクトを払う。キャンプ中、直接指導を受けるシーンはあまり見ることはなかったが、歴代3位の打点記録ホルダーが身近にいることは、4番・大山にとって大きな力になるだろう。(デイリースポーツ・阪神担当・丸尾匠)

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