阪神・岩貞 2回4Kパーフェク投 先発再転向後初の実戦「ソワソワしました」

 サムスンとの練習試合に先発し力投する岩貞(撮影・西岡正)
 1回、無失点に抑え、大山(左)とタッチを交わす岩貞(撮影・西岡正)
 サムソン打線相手に好投を見せた岩貞(中央)=撮影・飯室逸平
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 「練習試合、阪神10-0サムスン」(19日、宜野座村野球場)

 上々の発進だ。阪神・岩貞祐太投手(31)が先発に再転向後、初めての実戦登板。先発として、最速148キロを記録して4三振を奪うなど2回を完璧に抑えた。

 「久しぶりに先発させてもらって、ちょっとソワソワしました。いろんな課題が見つかった登板でした」

 先発仕様で臨む。二回2死では、対戦した唯一の右打者であるイ・ソンギュに対して2ストライクから、先発転向に際して復活させたチェンジアップを試投。縦に落として3つの空振り三振を奪ったスライダーについても、「ちょいちょいやってます」とケースによって速さや変化量を変え、バリエーションを増やしている。

 昨年は自己最速を更新する154キロを記録したが「常時140キロ後半で投げて、メリハリをつけながら投げられれば理想」とモデルチェンジ。この日も力感を抑える意識で投球したというが「『こんな遅くなるんだ』という球もあったので、球数がいった(増えた)時でも、もうちょっとレベルの高い球を投げられるように」と修正点を挙げた。

 岡田監督は「だいぶ緩急もついてきた。後ろ(中継ぎ)をやることでストレートも速なったよな」と評価。ローテの6番手を大竹らと争う立場という中、「リリーフで培った勝負勘、技術を生かしていけたら」と左腕。3年ぶりの開幕ローテ入りへ、さらにギアを上げる。

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