岡田阪神“初陣”爆勝よ アレよアレよと14安打16得点 「悪いところない」
「練習試合、楽天1-16阪神」(15日、金武町ベースボールスタジアム)
“アレ”への期待はいや応なく高まる。岡田彰布監督(65)の第2次政権初陣となる今季初の対外試合で、阪神が14安打16得点の大勝劇を演じた。第1次政権の初戦だった2004年2月11日の広島戦も10安打14得点の圧勝。初陣の勝負強さは健在だった。
初回に先頭の島田が中前打で出ると、3番・板山、5番・佐藤輝が適時打を放ち、6番・原口が左中間本塁打で畳みかけた。19分間に及ぶ攻撃で5点。二回に3得点、三回にも4得点と序盤で大勢は決した。
初回から爆発した打線に虎将は「そんなん、(相手)ピッチャーがのお」と控えめに振り返った。相手投手陣の乱調に乗じたとはいえ、楽天先発の高田孝は昨季2軍で投手3冠に輝いた今季のローテ候補。期待の右腕を打ち砕いた猛虎の打力が際立った。「そら、こんだけ打って点取ったわけやから、おーん。そんな悪いところはないわな」と思わず白い歯がこぼれた。
選手の“現在地”を見極めるため、ノーサインで臨んだ初陣だった。ベンチから選手を“縛る”ことなく、純粋に力を発揮する姿を見たかった。期待の若手や1軍生き残りを懸ける中堅が躍動。指揮官にとって実り多き初陣となった。
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