阪神・湯浅 6日にも実戦登板 WBC球「感覚良い」侍合流前にシートで調整
「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)
3月開催のWBCに野球日本代表「侍ジャパン」の一員として戦う阪神・湯浅京己投手(23)が、第2クールの6、7日に予定されているシート打撃で登板することとなった。安藤1軍投手コーチも「WBCに行く前に、実戦で投げる予定です」と明言した。
侍ジャパン合流前に、対打者に投げられることは大きい。「しっかりバッターが立った上でどれくらい投げられるかを確認したい。やっぱり実戦が離れているので、そこでしっかり実戦感覚を戻せるように」。頭に思い描くボールのイメージと感覚をすり合わせる。
宜野座キャンプ初日となったこの日は、WBC公式球を使用し、ブルペンでは直球に加えて、縦と横のスライダー、フォークを交えて計48球を投じた。「1球、めちゃめちゃ感覚良く投げられたのがあった」と横変化のスライダーに手応えを示していた。
WBCへ戦闘態勢を整えつつ、体のケアには細心の注意を払う。手足のマッサージ器や「アイチャージ」と呼ばれる電気の治療器具なども持参。「本当にケガだけはせず、WBCに臨みたい」と自己管理も徹底していく。