阪神・井上、どすこい弾 初告白!西武・山川に弟子入りしていた 金言生かし“チーム1号”

 フリー打撃で“宜野座1号”を放つ井上(撮影・高部洋祐)
 大山(左)と話す井上
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 阪神・井上広大外野手(21)が先乗り合同自主トレ初日となった29日、フリー打撃でチームの“宜野座1号”をマークした。12スイング目、沖縄の空に高々と舞い上がった白球は、左中間へ推定120メートルのアーチに。プロ4年目の大砲候補が放った力強い打球の裏には、昨年パ・リーグ本塁打王に輝いた西武・山川穂高(31)からの金言があったことが明らかになった。

 春季キャンプ地・宜野座に“チーム1号”をたたき込んだ井上は、「(フリー打撃に入った)順番です」と照れ笑いを浮かべた。最終的には37スイングで、推定125メートルのバックスクリーン弾を含む、4本の柵越えを記録。確かな感触を両手に残しつつ、昨年12月に山川に弟子入りしていたことを初告白した。

 沖縄で行われた山川、巨人・坂本との合同自主トレに、1日だけ参加する機会に恵まれたという。「別に真っすぐだけがセンターじゃなくて、ちょっとズレてもセンターの範囲。センターへ打ちに行って、遅かったらライト方向に飛べばいいし、ちょっと早くなってレフト方向に飛ぶのもいい」-。教わったのは、センター打ちの極意だった。

 山川の助言を吸収して、この日のフリー打撃は左中間、右中間を意識。「引っ張れたはOKで引っ張ったはダメ。流せたはOKで流したはダメ。センターに打ちに行って、早かったら引っ張れた、遅れたら流せた、になる」と肝に銘じて、左中間方向への“宜野座1号”につなげた。

 「変に流そうとしたら(バットの)ヘッドが下がっちゃうし、『それやったら間に打ち返していけばいいんじゃないか』って言ってもらって、それからずっとそうしてます」。本塁打王に3度輝く、侍ジャパンのスラッガーによってもたらされた発想の転換。昨秋キャンプでの岡田監督からの助言に続き、ドラフト1位・森下、新外国人・ミエセス、前川らと激戦区の右翼を争う若虎にとって、覚醒に直結する教えとなる。

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