阪神新助っ人ノイジー獲得へ 左翼本命!広角パワーヒッター ミエセスも獲得か

 阪神が新外国人としてシェルドン・ノイジー内野手(27)=前アスレチックス傘下3A=の獲得に乗り出していることが17日、分かった。メジャーでは通算7本塁打ながら、マイナー通算67発を放った右の強打者。今季は内野での出場だったが、外野も守れるだけに、左翼レギュラーの有力候補となる。また、岡田監督はホアン・ミエセス外野手(27)=前レッドソックス傘下3A=の獲得にも動いていることを明かした。

 岡田阪神が来季の新外国人として獲得を目指す、野手の顔ぶれが明らかになった。かねて指揮官は野手の助っ人について「右の外野手2人」と構想を明かしていたが、左翼レギュラーの本命候補となるのがノイジーだ。

 広角に打てるパワーヒッターで、メジャー通算は7本塁打。マイナーでは67発を放った。4月30日の今季2号は、20年にサイ・ヤング賞を獲得し、今年3年連続で開幕投手を務めたガーディアンズのエース、シェーン・ビーバーから放った中越えの一発だった。

 この日の取材で、名前こそ明かさなかった岡田監督だが「ええバッターや。(資料の)映像では右中間にホームランも打っとった。コンパクトに打つし、めちゃめちゃホームランバッターじゃなく、どっちかいうと確実性がある方」と評価。獲得予定の2人の野手で“本命”であることを明かした。

 今季は一塁、二塁、三塁、遊撃とすべて内野で出場し、さらに投手としてもメジャーで3試合に登板。ヤンキース戦でもマウンドに上がるなど、計3回1/3を1安打無失点に抑えている。もちろん外野の守備経験もあり、岡田監督は「全然、大丈夫。映像見ても肩も強いしな。内野やってるから。送球も良かった」と合格点を与える。

 もう一人「押さえ的なあれやで」と指揮官が、獲得へ動いていることを認めたのがミエセスだ。こちらはメジャー出場経験はないものの、マイナーで140発を誇る怪力の持ち主。ドミニカ共和国代表で出場した昨夏の東京五輪では、韓国代表で元阪神の守護神・呉昇桓から特大2ランを放っている。

 レッドソックス3Aで過ごした今季は60試合の出場で、打率・271、12本塁打、35打点。こちらは外野ならどこでも守れるが、岡田監督は「すごいやろ。迫力あるで。ベンチの真ん中に座らせといたら十分やろ。迫力あるで」と、そのコワモテの風貌もお気に入りのようだ。

 指揮官は先発1人、中継ぎ1人の獲得を目指す投手の助っ人については「まだやな」と話した。“アレ”へ向けて、ひとまず右の助っ人強打者2人の獲得へ全力を尽くす。

 ◆シェルドン・ノイジー(Sheldon Lynn Neuse)1994年12月10日生まれ、27歳。米国テキサス州出身。183センチ、105キロ。オクラホマ大から16年度メジャードラフト2巡目(全体58位)でナショナルズから指名され契約。マイナーを経て17年にアスレチックス移籍、19年8月にメジャー初出場。21年はドジャース、22年はアスレチックスでプレー。

 ◆ホアン・ミエセス(Johan Mieses)1995年7月13日生まれ、27歳。ドミニカ共和国出身。身長187センチ。右投げ右打ち。外野手。2021年東京五輪野球ドミニカ代表。マイナー通算140本塁打。

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