阪神・岩貞が残留会見 憧れの背番号14に変更「ものすごく響きました」

 阪神残留を決め、虎マークを背にポーズを決める岩貞(撮影・高部洋祐)
 阪神残留を決め、虎マークを背にガッツポーズを決める岩貞(撮影・高部洋祐)
 背番号17のユニホームで会見に臨んだ岩貞(撮影・高部洋祐)
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 今季国内FA権を取得している阪神・岩貞祐太投手(31)が宣言期日の9日、権利を行使せずに残留することを決め、兵庫県西宮市の球団施設で会見した。シーズン終了後に球団と複数回の交渉を行った上、鳴尾浜などで自主練習に励みながら熟考を重ねてきたが、この日の朝に最終決断を下した。

 会見の冒頭で岩貞は「残留することに決めました」と自らの口で報告。「ずっとタイガースでやりたいという思いは持っていた。球団からは自分が想像するよりもいい評価を頂いた。これからまた頑張っていこうという気持ちになりました」と決断理由を明かした。

 球団とは新たな3年契約で合意に達した。来季以降の3年に向けて「3年全部優勝する。それしかないですね。毎年、そうは言っていますけど、毎年同じ熱量で3年間、全部優勝する気持ちでいます」と決意表明した。

 同時に球団からは背番号「17」から「14」への変更も提示された。同じ左腕で尊敬する能見篤史氏が阪神在籍時につけていた憧れの番号だ。「軽い番号ではないですし、ものすごく響きました。本当は能見さんが(阪神を)退団される際に言いたかったけど、自分が見合った成績でなかった。今回は球団からそういう話をされたというのが、自分の中ではとてもうれしかった」と残留の決め手の一つになった。

 プロ9年目の今季はリリーフで53試合に登板し、2勝1敗11ホールド、防御率2・57。球団と交渉で起用法に関する話は出なかったという。「今、若いタイガースで僕らがわがままを言ってやるべきではない。首脳陣の方たちと意見も交わしながら、必要とされる場所で投げるというのが、若い投手に対してもそういう姿を見せるべき。先発もやっていましたし、リリーフも数年やっていますし、チームのピースになれるようにという形でと思っています」と強い覚悟を口にした。

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