岡田阪神「カバーリング改革」二塁手ファンブル想定、タッチアップ防止へノック中に考案→実践

 「阪神秋季キャンプ」(6日、安芸)

 阪神・岡田彰布新監督(64)が、今キャンプ初となるゲーム形式ノックの後、ナインを集めて「カバーリング改革」を推し進めた。無死もしくは1死一、二塁から打者が右飛を放ったケースで、投手は三塁カバーに走るのが一般的。だが、中継に入った二塁手のファンブルを想定し、マウンドと三塁の間に入って、一塁走者の二塁タッチアップを防ぐよう力説した。

 「ピッチャーは(三塁)カバー、間に合わんやろ。ライトが投げている時、まだバックアップに走ってるやろ、背中向けてな。無駄やと思ったんよ。一塁ランナーに走られたら、右飛で二、三塁になるもんな。レフト一枚で(三塁の)カバーはいけるぞ、おーん」

 円陣での説明を終えると、次メニューの準備をストップさせて、すぐに実践へ移すところが岡田監督らしい。さらにこのアイデアを考案したのは同ノック中というから驚きだ。以前と比べて一塁から二塁へのタッチアップが増えていることを実感しており、野球の進化に合わせて、「岡田の考え」もアップデートされているようだ。

 ノックに参加していた伊藤将は「なかなかそういう発想は難しいと思うので、すごいなと思います」と驚嘆。今後チームとして取り入れていくことも決まった。課題の守備力アップへ、連係プレーを突き詰めていく。

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