阪神・藤川球児SA 岡田野球に「ワクワク」 来季“国際スカウト”でバックアップ約束

 ブルペンを視察する藤川SA(撮影・飯室逸平)
 バットを振りながら練習を見る岡田監督
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 「阪神秋季キャンプ」(5日、安芸)

 阪神の藤川球児SA(42)が5日、安芸・秋季キャンプを訪れ、“岡田野球”の復活を心待ちにした。来年から球団本部付SAに肩書を変え、新外国人選手の現地調査などの業務を担い、チーム編成にも携わる。評論活動など多忙を極めるが、“国際スカウト”として岡田阪神のバックアップを約束した。

 岡田監督のタテジマ姿に、懐かしさがこみ上げると同時に心が躍った。恩師との再会に際して願ったのは岡田野球の復活だ。安芸キャンプを訪れた藤川SAは「ワクワクする」と声を弾ませた。

 「監督が就任してから直接話すことがなかったから会って話ができて良かった。やっぱり良いよね、『80番の岡田監督』という背番号が見えたらね。戦う人やなっていう感じがするよね。その姿が来年楽しみですね」

 2人は強い絆で結ばれている。藤川SAが入団した当時の2軍監督が岡田監督。プロ入り後はなかなか芽が出なかったが、才能を見いだしてくれたのも岡田監督だ。1軍監督に就任するとリリーフとして起用され、一躍ブレーク。05年は“JFK”の一角としてリーグ優勝に貢献した。08年の監督退任から長い月日が流れたが、岡田監督らしさは健在だという。

 「距離感が懐かしいなあって。近づきすぎず、遠すぎず、俯瞰(ふかん)で見ながらシャープに。指導するときはコーチも連れてとか、全く変わっていない」

 来年からは球団付SAに肩書を変え、岡田監督をサポートすることが決まっている。“国際スカウト”として外国人選手を視察するなどチーム編成にも携わる立場だ。「タイガースの中では米国の知識は自分の方がある部分もある。楽しみなところもあるので、できる範囲でやりたい」。現在の評論活動に加えて、ますます多忙を極めるが、「ムカデのように足が何本もある」と笑い飛ばし、岡田阪神の後方支援を約束した。

 「勝負師になった時の顔が楽しみで仕方ない。選手たちが戦う状態で整うのを期待しています」。来季、15年ぶりの再タッグ。思いは同じだ。安芸のグラウンドに立つ背番号80を見て猛虎復活を確信した。

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