新たに阪神の２軍打撃コーチに就任する山崎憲晴氏（３５）が４日、高知県内のホテルで就任会見に臨んだ。

　同氏は、横浜商科大から２００８年ドラフト３位でＤｅＮＡに入団し、１８年から２年間阪神に在籍。内野手として現役１１年間を過ごし、４４６試合に出場した。

　引退後は阪神でスコアラーを務めて選手をサポート。「この３年間（選手と）コミュニケーションを取れたのは財産。３年間勉強させていただいて感謝している」と話し、「１年間で１打席でも多く前向きな気持ちで打席に立ってもらいたいというのをモットーにしてきた」と振り返った。

　次は打撃コーチとして選手を指導する立場となる。３５歳と、選手にとっても親しみやすい年齢であり、「モチベーションを上げるというのは技術とともにすごい大事なことなので引き続きやっていきたい」と若虎のメンタルサポートにも意欲。「この３年間スコアラーとして積み上げたものと、僕にしかできないやり方でメンタル面、技術面、考え方で選手をサポートしていきたい」と力を込めた。